社会人になってから勉強をするのは本当に大変です。
学生の時に比べて時間を捻出するのが難しいですし、仕事で疲れている中勉強するのはかなりの体力がいります。
僕も勤務時間が長いので勉強時間は作りにくい仕事だと思います。
帰宅時間は9時10時というのも珍しくありません。
そんな中でも効率よく勉強し「全経簿記上級」という簿記の最高峰の資格に合格することができました。
「全経簿記上級」という試験は認知度が少し低いですが、日商簿記検定1級に相当する試験と言われています。
日商簿記検定1級と同様税理士試験の受験資格がもらえる資格ですし、合格率も17%程度と少しの勉強で受かる試験ではありません。
しかし、時間がない社会人でも効率よく勉強すればこの程度の資格に合格することは十分可能です。
でも、勉強をどのように効率化すればいいのか分からないって方も多いと思います。
そんな方のために僕の経験を元にした効率の良い勉強法について書いていきたいと思います。
資格試験勉強中の方や働きながら勉強しようと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
独学よりもスクールや講座がおすすめな理由
まず、資格の勉強をしようと思った考えなければならないことがあります。
それは「独学で勉強する」、「スクールや講座で学ぶ」どちらをとるのかです。
まず前提として説明しておきたいのは独学で資格をとるよりもスクールや講座を利用した方が確実に早く資格を取ることができ、合格する可能性も高いということ。
これは間違いないです。
なぜなら、スクールや講座というのは人に勉強を教えるプロが理解しやすいように噛み砕いて教えてくれるからです。一人で孤独に勉強する独学とは理解力に圧倒的な差がついてしまいます。
ですのでなるべく早く資格が取りたい方や合格の可能性をあげたい方は講座やスクールの受講を強くおすすめします。
資格を取得した後のことも考えるとなるべく早く、楽に取れる方法を選んだほうが賢いです。
♦資格のスクール
しかし、時間がかかっても独学でやりたい!お金をかけたくない!という方にも合格していただける手助けがしたいので、独学の覚悟がある方もそのまま読み進めて下さい。
参考書選びのポイント
まず参考書を選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。
ポイントは3つです。
- イラストや図でわかりやすく解説されているものを選ぶ
- なるべく薄いものを選ぶ
- 細かいことまで書かれているものは選ばない
1.イラストや図で分かりやすく解説されているものを選ぶ
独学で試験に望む人が参考書を選ぶ際に一番大切なのは分かりやすさです。講座やスクールのように勉強を教えてくれる人がいないので、自分1人で学習しても理解できる参考書を選びましょう。
特にイラストや図が入っていると直感的に理解しやすくなります。
どの参考書が理解しやすいのか分からない方はイラストや図の多い物を選ぶと良いでしょう。
2.なるべく薄いものを選ぶ
勉強の目標を立てる際、あまりに参考書が分厚すぎると先が見えず心が折れてしまいます。
特に難しい試験になるほど範囲が広くなるので参考書も分厚くなりやすいです。
なので、出来るだけ薄い参考書を選びましょう。
3.細かいことまで書かれているものは選ばない
参考書は細かい情報が多くのっているものの方がいいと思っていませんか?
そんなことはありません。むしろ基本的なことが短くまとめられている参考書の方が勉強を始めて間もない方には最適です。
僕は勉強は絵を描くことに似ていると思っています。絵を描く時に最初から細かい部分は書きませんよね?まず輪郭を描き、その後細部を描いていくと思います。
勉強も同じで、まず大雑把な外枠を把握したのちに細かい部分を理解していくのが効率的です。
細かい部分まで理解しようとしては勉強がなかなか前に進んでいきません。
ですので最初に選ぶ参考書は基本的なことが短くまとめられているものを選びましょう。
勉強法
では実際僕が勉強を効率的に行うために気をつけていたことや勉強法をお伝えしていきます。
社会人の勉強は朝が基本
まず勉強をする時間帯ですが、時間のない社会人の方は特に朝勉強することをおすすめします。
その理由は3つあります。
1.朝は脳が冴えていて理解しやすい
人間の脳は朝起きた時が一番脳が冴えています。特に朝起きてから朝ごはんを食べるまでが最高潮です。
朝ごはんを食べてしまうと血糖値がぐっと上がり頭がぼーっとしやすくなってしまいます。
ですので朝起きてから朝ごはんを食べるまでに勉強するのが一番効率的です。
僕も夜に理解できなかった問題が、朝やるとすんなり理解できたことが多々ありました。
夜の勉強は早めに切り上げ、その分の時間を朝に回しましょう。脳のパフォーマンスが良い状態で勉強することができます。
2.寝てしまいにくい
夜勉強をすると1日の疲れのせいでどうしても睡魔が襲ってきてしまいます。
しかし、朝の勉強ならその心配はありません。
一度布団から出て顔を洗えば眠たくなることはなく、スムーズに勉強が進みます。
どうしても夜寝てしまう方は特に朝の時間を使いましょう。
3.効率がよい
何度もお伝えしていますが、独学で大事にしなければならないのが「効率」です。
独学のメリットは勉強のスケジュールや時間、場所を自由に決めれる点にあります。
講座やスクールを受けている人より理解度が劣る分、スケジュールや時間帯、勉強場所で差を縮めなくてはなりません。
ですので一番勉強の効率が良い朝に勉強をすることはとても大切なのです。
夜は出来るだけ考えずにできる勉強をしよう!
朝の勉強が良いのはお伝えしましたが、夜は勉強をしなくていいわけではありません。
社会人の資格試験受験者にとっては夜も大事な勉強時間です。
しかし、夜の疲れた脳では理解力がどうしても低くなってしまいます。
ですので、出来るだけ理解しなくてはならないような勉強は避けましょう。
そこでおすすめなのは「暗記」です。
暗記は覚えるだけで、理解する必要がありません。しかも寝る前に暗記したことは睡眠中、記憶に定着しやすくなります。
なので暗記は夜の勉強に最適です。
暗記も効率よくできるよう暗記グッズを使うことをおすすめします。
時間ではなく勉強量で目標をたてる
「今日は1時間勉強しよう!」というように、勉強時間で目標を立てていませんか?
僕は勉強時間で目標はたてないようにしていました。
もちろん勉強時間を長くすることは大事です。しかし、それよりも大事なのは「どれだけ頭に新しい知識を入れることができたか」だと思います。
目標の時間を達成しただけで勉強した気にならないよう、常にどれだけ合格に近づいたかに着目して進めることがとにかく重要です。
「今日は10ページテキストを進める」や「問題を20問解く」など、量で目標を立てましょう。
社会人はスキマ時間を利用する
僕が資格勉強をしていたとき感じたのは、スキマ時間をどのように使うかは相当重要だということ。
周りと差をつけるには他の受験生がやっていない時間に効率よく勉強することが大切です。
ですので通勤電車の中で資格に関する本を読んだり、歯を磨きながら暗記したりしていました。
特に社会人は勉強時間の確保がどうしても難しいので、できるだけスキマ時間を使って積極的に勉強時間を作る努力をしなければなりません。
5分のスキマ時間に6回勉強しただけでも単純計算で30分勉強したことになります。それを10日続けるとスキマ時間を活用していない人と比べて5時間の差が出るのです。
これを利用しない手はないと思います。
独学にはYouTubeやネット検索を積極的に利用する
前述したように、独学者はお金を払って講座を受けている人と比べてどうしても理解力に差が出てしまいます。
そこで絶対に利用したいのがYouTubeなどの動画投稿サービスやネット検索です。
無料なので大した情報はないだろうと馬鹿にしてはいけません。僕も資格勉強をしている時はこれに大いに助けられました。
今は有益な情報が無料で流れている時代です。お金を払わなくても大体の情報はネットから得ることができます。
わからない問題が出てきたら、そこを深く理解するためにとりあえず、ネットやyoutubeで検索してみましょう。
同じように悩んでいる方が高確率でいるので、答えが見つかるはずです。
考えてもわからない問題は速攻で答えを見る
考えてもわからない問題は長時間悩まずにすぐ答えをみましょう。「知識を増やすこと」と、「同じような問題が出てきた時に解けるようになること」が問題を解く目的です。ですので答えを見て理解ができればなんの問題もありません。
考えることに固執するよりも、時間を効率よく使うことを常に意識してください。そのほうが確実に合格への近道になります。
調べても理解できない箇所は考えすぎずとばす
テキストを読んだり、問題を解いたりしていると理解できない箇所が出てきます。そんな時はまず調べますが、それでもわからないときはすぐにとばして先に進みましょう。
理解できない箇所を長時間考えていては時間を無駄にしてしまいます。
理解ができないのは知識が足りていないからなのです。足りない知識で理解しようとしてもなかなか難しいですし時間がかかってしまいます。
テキストを読み進めたり、いろいろな問題を解いていくうちに知識量が増え自然と溶ける時がやってきます。
完璧に解かないと次にいかないのは日本人の悪い癖です。まずは知識量を増やしていくことを意識しましょう。
まとめ
以上「独学でも資格試験に合格できた勉強法」でした。
最初にも言いましたが社会人になってからの勉強は本当に大変です。
特に最初のわからない状態から問題が解ける状態に持っていくのがかなり辛いはずです。
勉強には魔法のようにすぐに点数があがるということはありえません。
勉強は地道にやるものだということを理解して泥臭くやっていきましょう。
関連サイト:スキマスクール

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