「よだれつわり」というものをご存知でしょうか?
妊娠中のつわりの症状は様々ですが、「よだれつわり」は妊娠前より唾液の分泌が多くなる症状のつわりをいいます。
うちの妻はこのよだれつわりにかなり苦しめられました。
唾液の分泌量には程度の差はありますが、妻の場合は湧水のごとく多量の唾液が常に分泌されていたそうです。
辛そうな姿を見て、この苦しみをどうすれば少しでも軽減できるのかを2人で考えました。
その時の経験を元によだれつわりの対策記事を書いていきます。
そして、妻がよだれつわりになった場合夫がどう行動するのかもとても大切です。
つわりは病気ではないとなかなか大変さを理解してくれない男性も多いと聞きます。
しかし、妊娠中のつらい時期に妻をどれだけフォローできるかで今後の夫婦関係も変わってきます。
具体的にどうフォローすればいいのかわからない方のために、夫側がどのように行動すれば良いのかも書いていくので是非ご覧ください。
目次
よだれつわりとは?
まずよだれつわりとはどんな症状を指すのかを説明していきます。
症状の程度や期間は人によって様々です。人によってはもっと軽い方やひどい方もいるようです。
症状
その名の通り唾液が24時間延々と止まらないそうです。
呑み込めばいいじゃん!と思われるかもしれませんが、妻いわく「飲み込むと気持ち悪くなり吐き気をもよおす」のだそう。
なので仕事中、外出中、寝ているときも常に唾液を吐いていなければなりません。これは発症した方にしかわからないことですが、相当つらいと思います。
妻は人に接する仕事をしていたので、「こんな状態では仕事をすることができない」と休職することにしました。
うちのように仕事にまで影響が出る方も少なくないようです。
原因
原因ははっきりとしていないみたいですが、一説には自律神経の乱れに関係していると言われています。
唾液の分泌は自律神経によってコントロールされています。
妊娠中のホルモンバランスの変化や、ストレスによって自律神経が乱れることが影響している可能性があるそうです。
期間
よだれつわりの期間も人によって様々です。
うちの場合は妊娠3、4か月くらい~出産するまで続きました。
妻は出産した瞬間にピタッとよだれが止まりました。
実際にした対策
外出中はペットボトルにカバーをつけて持ち歩く
外出中も唾液は止まることはありません。しかし、度々口の中の唾液を道に吐き出すわけにはいきません。
そこでカバーをつけたペットボトルを持ち歩き、そこに唾液を吐き出していました。
周りから見ると飲み物を飲んでいるように見えるのも良いみたいです。

水分補給はマメにする
唾液を吐き出し続けるので、体の水分がなくなり脱水症状におちいりやすくなります。
ですので、水分補給の補給はマメに行うようにしましょう。
しかしつわりの気持ち悪さで飲みにくい飲み物もあると思います。そこでおすすめなのが炭酸水です。プレーンの炭酸水を選ぶようにしましょう。

炭酸水はつわりの気持ち悪さも少しマシにしてくれます。
特に気持ち悪さがひどい時に試してみていただきたいアレンジもご紹介します。
炭酸水+ポッカレモン(大さじ1程度)
これを混ぜて、すっぱい炭酸水をつくるとよいですよ。
ティッシュは柔らかいものを用意する
家で唾液を拭いたり吐き出したりするのにティッシュは大量に用意する必要があります。
しかし、品質の悪いティッシュだと口周りが荒れたり赤くなったりします。
なのでティッシュは柔らかい高品質のものを用意してあげましょう。
寝ている時は唾液吸引機を使う
そして一番困ったのは睡眠中です。
睡眠中も当然ながら唾液が止まることはありません。
吐いても吐いても唾液が出てくるので睡眠をとることもままならないのです。
なにかいい対策はないのかと探した末に見つけたのが唾液吸引機です。

その名の通り唾液を吸引してくれる機械です。これにはかなり助けられました。
寝唾液吸引機のチューブを加えながら寝ると、少し辛さが軽減され寝やすくなりました。
栄養素を摂取する
栄養素の欠乏はつわりの悪化につながるそうなのでバランスの良い食事は大切です。
とくにビタミンB6はつわりの軽減に関連があるとも言われています。
うちの妻もにんにくやレバーなど、ビタミンB6の含有量が多い食べモノを頑張って食べようとしていました。
しかし、つわりで気持ちが悪い時になかなか食べれるものではありません。
そんなときにはサプリで摂取しましょう。
【ベルタ葉酸サプリ】は人気、品質、安全性が非常に高いのでおすすめです。
つわりに効果必ず効くとは言えませんが試してみる価値はあります。
効果なくても葉酸は妊娠中にとても重要な栄養素なので取っておいて損はありません。
つわり中妻に対して夫ができることは
つわりは男性には経験できないので理解できない方も多いです。
僕も何をしてあげたらいいのか分からず、かなり戸惑いました。
そして考えた末に思ったことは理解してあげようと努力する姿勢がとても大切だということ。
辛そうな妻をフォローしたいという気持ちが伝われば夫婦の関係も良好に保たれます。
つわりで苦しんでいる妻に対して「大変だね」と他人事のように考えていると相手の不満も溜まっていく一方です。
では、つわり中はどのようなことに気をつけると夫婦関係が良好に保たれるのかを具体的に説明していきます。
1.しっかり話を聞く
まずパートナーがどのような状態なのかを知らなければ妻のために行動することはできません。
どのようにしんどいのか。なにをして欲しいのかを聞いてあげましょう。
重要なのは心から真剣に聞いてあげることです。
とりあえず聞いているという態度は逆に反感をかってしまいます。
2.つわりについてしっかり理解する
よだれつわりについてきちんと理解をすることがとても重要です。
ネットで症状について調べたり、他の方の経験を調べたりしてみましょう。
自分が妻の立場だったらどうなるだろうという視点を持つことが大切です。
3.一緒にいる時間を出来るだけ増やす
一緒に過ごす時間が少ないとそれだけで相手の不満は溜まりやすくなってしまいます。
たびたび飲み会に行ったり、遊びに行ったりしていると大切にされているとは感じません。
もちろん仕事があるので限界はありますが、少し早めに帰宅したり、休日に予定を入れないだけでも相手に気持ちが伝わるはずです。
さいごに
これを読んでいただいて、よだれつわりに苦しんでいる方の助けに少しでもなれば嬉しいです。
よだれつわりは認知度も低いので理解してもらえないことも多いです。なので夫だけは理解してフォローしてあげましょう。
妊娠中は夫婦の仲が悪くなる方も多いと聞きます。理解して助け合うことが仲良く過ごす秘訣です。
お互い思いやる気持ちをもって素敵なマタニティライフを送りましょう。


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